中国軍による大規模演習で、きのう台湾周辺では緊張が高まった。今回、中国の大規模軍事演習が行われた理由の一つとみられるのが、台湾・頼清徳総統による「中華人民共和国に台湾を代表する権利はありません」という発言だった。この演説に中国側は反発していた。台湾国防部は今回の中国軍の軍事演習で1日当たり過去最多の航空機を確認したとし中国空母・遼寧も展開していたと発表。ラオス・ビエンチャンで行われたASEANサミットで中国・李強首相と日中首脳会談を行ったばかりの石破茂総理大臣は「我が国はこの状況を注視しております」などと話した。中国中央テレビはきのう今回の演習についてSNSで軍事研究機関・軍事科学院の専門家の意見を伝えた。中国人民解放軍東部戦区は演習は円満に終了と発表した。