東京中央区の隅田川の支流の月島川で保留中の青く古びた船について、1940年代の太平洋戦争時に軍艦などの乗組員が港との行き来のため内火艇と呼ばれる小型船を使用しており、この船が内火艇である可能性が高いという。船を管理している屋形船かねこの金子さんによると約60年前に先代が購入したもので、屋形船に渡る台船として使われたという。現在も屋形船の橋渡しや物置として利用しており、内装の一部は製造当時のままである。この船は天皇が乗艦する御召艦として使用されたこともある旧日本海軍の戦艦「比叡」に搭載されていた可能性があるという。専門家によると、博物館などが復元を希望する貴重なものだという。所有している「KDCホールディングス」は船の活用方法について事業計画を合わせて検討しており歴史的価値や文化的意義を考慮し最適な方法を選択する予定としている。