台湾総統選挙は与党である民進党の頼清徳氏が40%を超える得票率で当選。しかしこれまでで最少の得票数だったという。台湾メディアは「野党は6割の力を手に入れたが協力に失敗」と報道、国民党と民衆党の協力体制が築けなかったことが総統選挙での敗因とした。その一方で立法院選挙では民進党が過半数を割り込み、国民党が議席数で上回った。市民は頼清徳氏が総統になったことを受け入れつつ、議会では国民党が議席を増やした事で民進党の動きを制御できると今回の選挙結果を受け入れる声が聞かれた。新総統となる頼清徳氏には難しい政権運営が求められる。新総統就任は5月20日に予定されている。