中野サンプラザの再開発について、東京・中野区は現在の枠組みでの再開発を断念する方針を固めた。関係者によると、中野区は事業者である野村不動産などに対して協定の解除を申し入れる方針で、解除されれば中野サンプラザの再開発計画は白紙となる。区はあすの区議会で方針を表明する見通し。再開発計画は資材や人件費の高騰により、工事費が900億円以上上回ることが判明し、先月、野村不動産側からツインタワーにするなどの見直し案が示されていたが、改めて計画を作り直すことになる。野村不動産は「コメントできない」としている。