東京・江戸川区のヒンドゥー教寺院。次々と階段を上がって行くのは在日のインド人やネパール人。ドアの奥で行われていたのは、自転車の違反に適用される反則金などについての外国人向けの講習会。あすから導入される青切符制度。対象となる違反は信号無視や一時不停止など113項目にのぼる。対象は16歳以上で高校生も含む。各違反に科される可能性がある反則金は3000円~1万2000円。通勤、通学や買い物など、普段の生活で使うことの多い身近な乗り物・自転車。実際に街で自転車ユーザーを見てみると、多く見られたのはスマホを手に持っての通話や、画面を注視しながらの運転。これはもちろん違反となり、反則金の可能性がある。雨の日の傘差し運転は、片手運転になる上に視界も悪くなり危険。これも違反。イヤホンをつけながらの運転も、安全な運転に必要な周囲の音が聞こえなくなる可能性があるため、違反となる。信号無視は言うまでもなく違反。自転車が関係する事故は全国で年間約7万件、全ての交通事故に占める割合は4分の1近くで、過去20年で最も高くなっている。また、自転車が絡む事故の約7割で、自転車側に交通ルール違反があったという。こうした自転車事故の件数を減らすため、あすスタートする青切符制度だが、どれほど街に浸透しているのか。すでに調べたという人もいれば、まだ理解度には差がある様子。違反になる運転はどれほどあるのか。車、自転車、歩行者が多い都内の幹線道路を定点観測した。午後2時ごろから約30分の間に通った自転車は計42台。交通に関わるトリビアを集めた交通トラブル六法の著者で道路交通法に詳しい藤吉修崇弁護士に、映像を見てもらった。車道を走る自転車も多く見られる一方で、歩道を走る自転車も同じくらい見られた。しかし例外的に違反とならない場合もある。駐車している車両が連続して止まっている場合とか、車道で工事を行っていたりする場合、車が多くて自転車が車道を走っていると危険が生じうる場合など。
