この3連休は各地で二十歳の集いが開かれたが、その着付けをする着付け師の人手不足で争奪戦が起きていた。新宿にある着物のレンタルショップでは成人の日を迎えた昨日、約70人の予約が入っていた。着物店では、成人式や卒業式などのイベントに合わせ、外部の着付け師に来てもらうのが一般的。ところが、年々着付け師が減ってきているという。その理由は着付け師の高齢化で引退する人も出ているためだという。コロナ禍で多くのイベントが中止され引退する人が増えたという。また、若者からの要望も多様化しているといい、それに対応する準備も求められるようになっているという。着付け師には既に来年の依頼も入っているという。業界としては若手の育成が課題。京都きもの友禅では着付け教室も開催しているが、その中から着付け師を育成したいなどと今後の展望について濱田氏は語っていた。