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「今福祝アナウンサー」 のテレビ露出情報

「劇場版 アナウンサーたちの戦争」は去年8月放送されたドラマの映画化作品。主演は森田剛で、天才アナウンサーと言われた和田信賢を演じる。放送が戦争推進を担わざるを得ない時代。アナウンサーたちの葛藤。今作で初めてアナウンサー役を演じた森田剛さんに話を聞いた。古谷アナウンサーはアナウンス指導を務めたが、森田さんは「本当に貴重な経験をさせてもらって。実際のアナウンサーの方からいろいろ意見を聞けるっていうのは、なかなかない機会だと思いますし、すごく嬉しかったし、自信になりました」などとコメント。
森田さんが演じた和田信賢は昭和14年、横綱双葉山の70連勝をかけた一戦を実況。太平洋戦争中は数々の重大な放送に携わり、終戦の日には、玉音放送を担当した。その様子を間近で見ていたのが、後輩アナウンサーだった大山ツヤ子さんで、和田信賢の様子を語った。その後、和田信賢は40歳の若さで亡くなった。映画はそんな和田信賢の戦時中の姿を描く。森田さんは「和田信賢さんという役をいただいたことはすごく感謝しています」と語った。
映画に登場する人物はほとんどがアナウンサーで、放送を伝える場面が随所にある。戦時中の放送を実際に聞いて、当時のアナウンサーとも交流があった元アナウンサーの河路勝さんが、古谷アナウンサーとともにアナウンス指導を務めた。映画に登場するアナウンサーの中で、志村正順と今福祝は、河路さんが入局した時は現役で、アナウンスの指導も受けたという。映画に登場するアナウンサーの中でも、ひときわ個性的な存在だった和田信賢。それを演じる森田さんに対して、河路さんはあえて細かい注文はしなかった。
森田さんにとって特に印象に残る場面が出陣学徒壮行会のシーン。若者を戦地に送るやり切れない思いがあふれた。森田さんは「あのシーンは、それまで声の出し方とか、抑揚とかいろいろ教えていただいたんですけど、本当にそういうのを忘れて心の叫びになればいいなと思ったし、本当に自分の声が壊れてとんでしまえばいいなと思っていたんです」と語った。作品について森田さんは「この作品を通して、自分を大事にすること、身近な周りの人を大切にすること、その人たちに大事だって伝えること、そういうことを感じてもらえたら」と語った。

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