東京・新宿区の「ちゃんこ黒潮」では寒さで予約が増えてきている。今、鍋に欠かせない野菜の値段が軒並み上がっているという。東京都中央卸売市場の価格をみると、平年と比べねぎが約6割、にんじが約5割、大根が約4割高値になっている。野菜が高い理由は猛暑による野菜の生育不良や不作だという。キノコ類も値上がりしていて、東京・墨田区のスーパーイズミでは、先月比でまいたけなどが約2割高値になっている。キノコは工場栽培で比較的価格が安定しているはずだが、鍋 需要が高まっていることや高い野菜を避けてきのこを購入する人が増えていることで高値となっているという。ことしは海産物にも猛暑の影響がでている。 宮城県では「生食用カキ」の出荷解禁日が例年比約1か月遅れていて今月30日となり、過去最も遅いという。遅れている理由は、今年は海水温が高く、かきの育ちが遅いため実入りが十分ではなかったからだという。