107年ぶりに優勝した慶応高校ではメンタルトレーニングに積極的に取り組んできたという。慶応の森林貴彦監督は、大舞台にたつ経験が多くはない高校生にとっていつ何時もいかに平常心でいられるかがカギになると考え、1年半ほど前からメンタルトレーニングを取り入れたという。その方法としてはメンタルトレーニングの中心を担うメンタルチーフを各学年に1人選び、3年生で選ばれた選手は練習前に「目標」「目的」「スローガン」を言葉に出すことを提案し全員で取り組んできたという。そこには言葉に責任を持つことで行動が変わってくるという考えがあったという。森林監督は、選手たちについて、気持ちの浮き沈みが少なくなっていると感じたとのこと。柳澤さんは「言葉に責任をもつことは高校野球だけではない。」「これから高校野球は変わってくるんじゃないか」などとコメントした。佐々木さんは、「仙台育英の須江監督が試合後に“人生は敗者復活戦だからきょうはいい経験をした”と言っており、指導者として最高ですよね」などとコメントした。先制ホームランを打った丸田選手は、前日にチームメイトに“先頭打者ホームランを打ってくる”と宣言していたとのことで有言実行となった。
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