能登半島地震のあと被災地では大規模停電が発生し多くの信号機が機能しなかったことを受け、石川県警察本部にきょう災害時速やかに信号機を復旧させるため新たな発電機が贈られた。発電機を寄贈したのは全国の信号工事の業者で作る全信工協会。金沢市の県警察本部で贈呈式が行われ新たな発電機20台が贈られた。このあと近くの交差点で信号機が停電で動かなくなったという想定で訓練が行われ、警察官10人が持ち運び可能な発電機を使って信号機を復旧させる手順を確認していた。能登半島地震のあと県内では奥能登地域を中心に信号機150基ほどが停電で機能しなくなったが、石川県警が各警察署などに配備していた発電機は合わせて52台だったという。さらに、地震で道路が寸断され被災地に発電機を運ぶことができなかったため、現地の警察官が手信号などで対応に当たったという。