南米パラグアイで開かれているユネスコの政府間委員会は日本時間の午前4時前日本の伝統的酒造りを無形文化遺産に正式に登録することを決めた。伝統的酒造りは杜氏や蔵人などがこうじ菌を用い、日本各地の気候風土に合わせた伝統的な酒造りの技術で日本酒や焼酎、泡盛などの製造に受け継がれてきた。日本の無形文化遺産としては23件目の登録になる。熊本では決定の瞬間を見守っていた日本酒や焼酎の蔵元らが登録を祝った。またリモートで参加していた熊本県知事も登録を祝い喜びを分かち合う姿が見られた。熊本県酒造組合連合会・本田雅晴会長は「うれしいというよりもほっとしたというような気がしております」と話した。さらに岩手では南部杜氏発祥の地である蔵で朝から仕込み作業が行われていた。吾妻嶺酒造店・佐藤元蔵元は「日本人が本当に心から愛してやまない日本酒、おいしいものを世界の皆さんと共有できればなと」と話した。