おととい午前6時過ぎ、「爆発音がしてガラスが飛び散っている」と119番通報があった。警察によるとマンションの3階の一室で爆発があり20代の男性が病院に運ばれる。意識は回復し命に別条はない。室内からは上蓋のないカセットボンベが見つかり、何らかの原因で熱や圧力が加わりカセットボンベが爆発したとみて調べる。カセットコンロは見つかっていない。カセットボンベが爆発後、火が室内に燃え移ったとみられる。約20分後に鎮火を確認。爆風で部屋の窓ガラスが飛び散っていた。佐藤康雄さんの解説によるとIHやガスコンロの近くにカセットボンベを置いておくと加熱で爆発する恐れがあるので保管時にも注意が必要。熱に弱いので社内など40℃以上になる場所にも置かない。ガスを圧縮しているので爆発の威力が大きい。便利で簡単である一方で危険物であると認識することが必要。カセットコンロでやってはいけないことは2台以上並べて使わない、大きな調理器具を使わない、IH調理器の上で使わない、調理以外の用途で使わない。カセットコンロ・カセットボンベは製造月日の確認を。カセットコンロは製造から10年以上経過しているものは経年劣化により事故が発生するリスクが高い。カセットボンベに関しては製造から7年以上経過しているものが経年劣化してしまっている。カセットコンロは製造後約10年で買い替えの検討を、ボンベは製造後約7年以内に使い切ること、などと伝えた。