安曇野黒岩わさび園の長男・黒岩潤一朗さんは、大学卒業後にIT企業で勤務していたが、安曇野に海外視察団がやってくるなどわさびの注目が高まる一方、その生産量は年々減少していることを肌で感じ、会社を辞めて32歳で家業のわさび農家を継いだ。まず、手作業で害虫の住処となる草むらを伐採したり、重機で地面を削って湧き水の流れを整えるなど、荒れたわさび田の復活に着手。SNSでのPRにも励んだ。安曇野のわさびの魅力をもっと発信していきたいと黒岩さんが訪ねたのは、長野の郷土食を研究する料理研究家の横山タカ子さん。わさび田を訪れてわさびを手に取った横山さんは、茎やひげ根にも注目した。
横山さんは、わさびを使った世界で喜ばれるもてなし和食を作るという。シナノユキマスの刺し身に、薄切りにしたわさびを醤油に1週間ほど漬け込んだものを合わせた「信濃ゆきます わさびしょうゆ漬け添え」を作った。続いて、わさびの花・茎をざく切りにして塩でもみ、水で洗ってアクを抜いたら、煮干し出汁にみりん・しょうゆを加えたものをかけた。
横山さんは、わさびを使った世界で喜ばれるもてなし和食を作るという。シナノユキマスの刺し身に、薄切りにしたわさびを醤油に1週間ほど漬け込んだものを合わせた「信濃ゆきます わさびしょうゆ漬け添え」を作った。続いて、わさびの花・茎をざく切りにして塩でもみ、水で洗ってアクを抜いたら、煮干し出汁にみりん・しょうゆを加えたものをかけた。