今回のミライモンスターは陸上中距離800mの選手で高校3年生の落合晃くん。陸上中距離は800mと1500mの2つがあり、過去100年を遡ってもオリンピック出場者は男女合わせて18人しかおらず、メダル保持者に至っては1928年のアムステルダム五輪 女子800mの銀メダルのみとなっている。晃くんは中学生から陸上部に所属し、高校2年生で出場したインターハイで優勝を果たし、高校歴代3位の1分47秒92の記録を樹立した。今年6月の日本選手権ではプロ選手も出場している中で見事優勝を果たした。翌月のインターハイでは2連覇を果たし、日本新記録1分44秒80を樹立した。晃くんの目標は4年後のロサンゼルスオリンピックに出場することで、今回の取材では国民スポーツ大会での様子に密着した。今大会晃くんがライバル視しているのが山梨学院高校2年生でケニア人留学生のフェリックス・ムティアニ選手で、今年のインターハイでもわずか0.3秒差に迫る大接戦を演じた。また晃くんはそれだけでなく世界陸上東京大会の参加標準タイム1分44秒50秒も同時に目指しているといい、実現すれば日本陸上800m界史上最年少での出場となる。