救命救急の最前線のドクターヘリに密着した。豊岡病院の番匠谷友紀医師は5歳の子を持つ母で夫は同じドクターヘリに乗る医師だという。ミーティング中に出動要請があり自宅で歩けなくなっている79歳男性を息子が通報した。現場で1週間前に追突事故をされて個人的に病院を受診したとの情報が入りフライト責任者の番匠谷医師は状態を確認、意思疎通は可能だが右半身まひがみられたため指示を出し家族への聞き取りを行い脳卒中と判断し搬送となった。この日に受けた要請は5件で戻ったのはドクターヘリが飛べるギリギリの午後6時だった。休日出勤が覆いため子どもとの時間を大切にし、「お母さんみたいになりたいと思ってもらえるような家庭環境を維持しながら働いて輝くことが大事かな」などと話した。
雨のこの日の担当はドクターヘリ3年の山岡由季医師、リーダーとして初日をむかえた。依頼内容はくも膜下出血疑いの78歳女性を精密検査できる豊岡病院で診て欲しいでまひはなかったが症状の突然の頭痛とおう吐があったといい早い対応が求められるが振動などが再破裂の危険があるため注意をはらいながら血圧を下げる薬を投与、搬送と同時のCT検査でくも膜下出血と判明した。