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「公衆衛生局」 のテレビ露出情報

アメリカの調査機関の調べによると、男性で友人が一人もいない人の割合は1991年に比べ2021年には約5倍に増加した。その背景にはSNSの利用の拡大などで人との交流が少なくなったこともあるとされている。そうした中、積極的に人との交流の場を作り友情を育もうとする男性も出てきている。
新年の抱負を話すため男性たちがバーに集まった。この回の発起人はクィンシー・ウィンストンさん(28)。2015年に軍を退職し妻とともにアリゾナ州に移住、ITエンジニアとして働き始めたがずっと友人ができなかったという。そこでおととし3月、SNSを使って地元のレストランで友達作りに挑戦することにした。最初は7人が集まった。この会を勧めたウィンストンさんの妻は「彼に社交の場を持ってほしかった。外出はいつも私と一緒で楽しいけど、男友達との時間も必要だと感じていた」と話す。彼らは今も週1回ほど集まっている。会のメンバーは130人近くに増えた。ウィンストンさんは「みんなつながりを求めていた。様々な技術を使ってどこにいても誰とでも直ぐに連絡がとれる。でも話をしなくなった。代わりにメールをする。対面交流がなくなり、伝わらなくなってしまったことがあると思う」と話す。最年長メンバーのロバートさんは参加した理由について「友人が必要だった。ずっと家に1人でいるのに疲れてしまいました。こんな生活はもう御免だと思った」と話す。リーブスさんは男性の生きづらさについて本を書いている。去年、アメリカの公衆衛生局は「孤独が心臓病や心臓発作・認知症など健康に深刻な影響を与える」と発表。また、アメリカの人口の50%弱は男性だが、自殺者の80%以上は男性だという。30年前にオーストラリアで生まれ、現在はアメリカにもある男性が集う会を主催するNGOは、自殺率が最も高い高齢者を対象としている。彼らは笑いあい、ともに助言も得られる。アリゾナ州では朝のハイキングが行われた。企画した29歳のニックさんは「期待以上のものが得られた」と話す。ウィンストンさんは「私たちはお互いに必要。友情を築くために他の男性を後押しする必要がある」などと話す。ウィンストンさんは各地でも男性たちが集まる機会を持てるよう会を広げたいと考えている。

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