トランプ政権の命運を握るアメリカの中間選挙。トランプ大統領率いる与党・共和党が次々と敗北する波乱の展開を迎えた。中間選挙は“大統領の通信簿”とも言われ、トランプ政権に対する国民の評価が下される。この選挙戦でトランプ大統領が力を入れたのは“共和党の強固な地盤”の一つテキサス州だ。1カ月で3回も応援に入るなど勝利への執念をにじませた。ところが、38年ぶりに上院の民主党候補が勝利。さらに、トランプ大統領が最後の応援演説の場所に選んだカンザス州も共和党の牙城だったが、民主党が上院で94年ぶりの勝利を掴み取った。全米で民主党が上下両院で過半数の議席を奪還した。選挙結果を受け、トランプ大統領はFOXニュースの取材に「少し驚いている。実はもっと良い結果が出ると思っていたんだ」と答えた。また、敗因の一つは「イランだったと思う」と答え、イランへの軍事攻撃が共和党惨敗の要因となったとの認識を示した。さらにニューヨーク・タイムズの取材に対しては選挙結果を受け入れる姿勢を見せたが、すぐに自身のSNSには「VETO(拒否権)」と書かれた赤い帽子の写真を投稿。民主党から法案が提出された場合、拒否権を行使し議会と対抗する姿勢をちらつかせていて今後の政権運営は波乱含みとなりそうだ。
