9日、マクロン大統領は34歳のガブリエル・アタル氏を新首相に任命した。史上最年少で首相となるアタル氏は同性愛者であることを公表している初の首相としても注目される。3月、マクロン政権は、年金受給開始年齢を引き上げる法案を強制採択。全国で大規模なデモが起こった。求心力を失い、ボルヌ首相が退陣。アタル氏に白羽の矢が立った。アタル氏はパリ政治学院を卒業し、2017年に共和国前進党に入党。18年には副教育相に抜擢された。アタル氏はフランスで人気だという。2020年には政府報道官に就任。また、去年7月、教育相に就任した直後のいじめ対策で注目を集めた。法令でいじめの加害者生徒を転校させることを可能にした。