夜明け間近の函館には初夏に現れる雲海が。湿った風が冷やされて雲海になり東風に乗って函館の街にやってくる。街を一望できる函館山では1人で撮影する人の姿があった。仕事終わりに車で1時間半かけてやってきたというが、この日雲海は出なかった。風の強さや雲の高さなど様々な条件が重ならないと雲海にならない。取材を始めて3週間、日付が変わる頃、低い雲が流れてきた。函館市に住み8年ほど前から函館山に通って雲海を撮り続けているミユさんは、雲海が出ると予測した日は眠らずライブカメラを確認する。雲海が出た日の気温・湿度・風向きなどを細かく記録している。その2日後、取材中に見たこともない雲海が湧いてきた。ミユさんも山頂に駆けつけた。集まっていたのはミユさんの雲海仲間。山頂に通う中で年齢や職業などの垣根を超えた仲間が増えていった。
