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「正雄さん」 のテレビ露出情報

新潟を拠点に活動する新潟プロレスに40歳という年齢でプロデビューした男性がいる。遅咲きプロレスラーのチャンピオンベルトをかけた熱い戦いを伝える。新潟県胎内市出身のプロレスラー前田誠さん50歳。身長178センチ、体重は87キロとプロレスラーとしては小柄だが、技のキレとスピードで勝負している。前田さんは普段半導体の材料を作る会社で働き、やりがいを感じる一方プライベートで打ち込めることをずっと探していた。そんな時、地元新潟にプロレス団体が旗揚げされたことを知り、幼い頃から憧れていたプロレスに挑戦してみたいと考えるようになった。しかし思い立った時にはすでに38歳。不安もよぎったというが、前向きな性格もあって練習生として1年半厳しいトレーニングを積み、40歳で念願のプロレスラーとしてデビューした。この9年間度重なる怪我もあり戦績は17勝32敗1引き分け。そんな前田さんを支えているのが両親の存在。母親のきよみさん。誠さんの試合には夫の正雄さんと応援に訪れていた。正雄はがんを患い5年前に亡くなった。前田さんは父親にチャンピオンベルトを巻いた姿を見せてあげられなかったことを悔しく思っている。
この夏、前田さんに大きなチャンスがやってきた。100キロ以下の軽量級にベルトが新設され、タイトル戦に挑むことになった。前田さんはタイトル戦に向けて必殺技を編み出した。トレインメーカーMAX。相手の溝落ちや顎などに連続して膝を入れる技。迎えたタイトル戦の日、会場には正雄さんの帽子をかぶったきよみさんの姿があった。プロデビューから間もなく10年。チャンピオンになって両親や応援してくれる人に応えたいと思っている。相手は前田さんよりも20歳若く体もひと回り大きな選手。序盤から前田さんは強烈な攻撃を受け続ける。なかなか攻勢に出られない中、一瞬の隙をついて反撃。練習してきた必殺技メインメーカーMAXを繰り出すが、最後は投げ技でフォール負けを喫した。無念の敗北から3日後、トレーニングを再開する前田さんの姿があった。

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