1937年に就任した総理大臣・近衛文麿は日本放送協会の総裁だった。そこで日中戦争が始まると世論を見方につける為に朝日新聞主筆・緒方竹虎らメディアの代表を集め、政府への協力を要請し、政府とメディアによる挙国一致報道を行った。そしてラジオを使い、ナチスのアドルフ・ヒトラーの宣伝を手本として国民の戦意高揚を図った。
当時のラジオ放送について、安東義良ら関係者の証言や靖国神社で行ったインタビューを元に紹介。その中で戦争の実態を知らず、日本の力を過信する世論をラジオが作り出していった。
当時のラジオ放送について、安東義良ら関係者の証言や靖国神社で行ったインタビューを元に紹介。その中で戦争の実態を知らず、日本の力を過信する世論をラジオが作り出していった。