関東の病院に勤務する産婦人科医(30代)は、2次救急の病院に勤務する傍ら外部病院からの依頼で週2回程度夜間に当直勤務している。当直は24時間体制。急患の対応や緊急手術もある。日によっては勤務時間が30時間連続することもある。去年、当直先の病院が労働基準監督署から、十分に休息することを条件に当直時間を労働時間から除外できる「宿日直許可」を得てきた。医師の当直勤務に関する調査では、報告するよう求められた時間には準備・検査の時間は含まれていなかった。当直に当てている時間が約80時間から100時間あったが、許可が下りた結果、原則労働時間とはみなされなくなった。