バイアスロン・ウクライナ代表のドミトロ・ピドルチネイ選手。前回の北京五輪直後にロシアが侵攻を開始した。翌月にはバイアスロンのトレーニング施設も攻撃で破壊された。侵攻開始から4年間で650人以上の選手やコーチが死亡し、800以上のスポーツ施設が攻撃を受けた。(ウクライナ外務省)。ピドルチネイ選手の生活も侵攻で一変した。準軍事組織である国家警備隊の隊員としてパトロールや訓練を続ける日々。このまま競技には戻れないと諦めかけたという。そうした中、上官から「この国には国際舞台で戦える選手が必要だ」と告げられ、3か月後競技に復帰した。妻と2人の子どもをウクライナに残し、練習や世界大会に参加し続けた。再び五輪の舞台に立つ理由は「ウクライナの人たちは生きて戦っている。正しい側に立っているということを世界に伝えたい」と語った。混合リレーではピドルチネイ選手が第1走。結果は8位と前回を上回った。ピドルチネイ選手はきょう行われる男子30キロリレーに出場予定。
