大雨での土砂災害を防ごうと、岡山市内の高齢者施設の周辺で危険箇所の点検が行われた。岡山市北区の養護老人ホームを訪れたのは県や岡山市の職員警察官など合わせて10人。この施設の近くには県が指定する土砂災害の危険箇所があり利用者が避難するときに助けが必要だということで、県警に訪れた担当者が施設の職員に対して、「命を守るためあらかじめ避難の計画を作り備えてほしい」と呼びかけた。そして周辺の山の斜面を点検し崩れる危険性がないかや土が流れ出ないように造られたコンクリートの壁に亀裂が入っていないかなどをチェックした。岡山市によると市内には同じように土砂災害の危険箇所がある区域内に避難の手助けが必要な人が利用する施設が、このほかに116か所あるという。岡山市は今後もこうした施設を訪問し災害が発生するおそれがあるときは早めに避難するよう呼びかけることにしている。