ニューヨーク国連本部にいる矢野記者は、今回の会議の注目点について「オブザーバーとして参加する国に注目したい」と話した。日本政府は参加しない予定だが、同じく核の傘にあるNATO加盟国のドイツやノルウェーなどがオブザーバーとして参加する予定。今の段階では核抑止力が必要と主張するものの、将来の核廃絶に向けた議論には加わるという姿勢。こうした動きが参加国を増やし、議論を広げると期待されている。また、日本から参加する広島・長崎の被爆者やNGO関係者の活動も注目されている。矢野記者は去年6月の締約国会議も取材したが、自身の体験を通じて核兵器の非人道性を訴える被爆者の声は議論を深める役割を果たしていたという。5日間の会期の最終日には政治宣言もまとめる予定。
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