病気を防ぐ養生を科学の力で実現する試みが始まった。鍼灸知慮のメカニズムの一つは電気などで神経を刺激して働きを調節する「ニューロモデュレーション」だとわかってきた。ニューロモデュレーションで炎症を防ぐ治療法の開発が世界中で進められている。北海道の村上教授の研究チームでは微弱な電気刺激で病気のタネを防ぐ治療の研を始めた。村上教授らは心理ストレスや環境的な刺激によって体の中に微小な炎症がもたらされることを解明しゲートウェイ反射と名付けた。村上教授らは鍼の代わりに微弱な電気で耳のツボを刺激する治療法「taVNS」の開発を進めている。村上教授の研究チームは2023年11月に間質性肺炎の患者を対象に臨床研究を始め、この治療法の効果を検証している。
住所: 北海道札幌市北区北14条西5
URL: http://www.huhp.hokudai.ac.jp/
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