愛媛県今治市の菊間国家石油備蓄基地では午前11時前、地下のタンクに貯蔵されていた原油がパイプラインを通じて隣に立つ石油元売企業の製油所に送られた。国家備蓄の放出は石油輸出の要衝であるホルムズ海峡が事実上封鎖され、日本に来るタンカーが減っていることを受けた措置で、ロシアによるウクライナ侵攻で原油価格高騰の2022年以来約4年ぶり。政府はあす以降、福岡県の白島基地や北海道の苫小牧東部基地など残る10か所の基地からも順次原油を放出する予定。先行して16日から行っている民間備蓄の放出分と合わせると国内需要の約45日分が市場に放出されることになる。
