志賀原発では今月1日の地震で1号機と2号機で外部から電気を受けるために使われている変圧器の配管が壊れるトラブルがあり、絶縁や冷却のための油2万3000リットルが漏れ出した。北陸電力は油のほとんどを回収したとしていたが、2号機の変圧器近くの側溝で微量の油膜を確認したほか、排水溝の出口付近の海面で縦5m、横10mほどの範囲に油膜が見つかった。油の量は100ミリリットル程度で中和剤をいたり、オイルフェンス設置したりして油の回収を進める。変圧器から飛散した油が雨で流出したとみられるが、変圧器は放射性物質を扱うエリアの外にあることから油に放射性物質は含まれておらず外部への放射能の影響はないとしている。