ふるさと納税の締め切りが迫り、駆け込み需要が高まっている。ふるさと納税は年収などによって控除の上限額が決まる為、年収が細かく把握出来る12月は毎年駆け込みが起きる。神奈川県横須賀市役所では12月の駆け込み需要を見越し、10月以降は新たに195品目を追加した。本マグロの大トロなどが入ったセットは寄付額3万6000円で貰える返礼品で、寄付の限度額を超えていなければ実質2000円で食べることが出来る。これまで横須賀市の返礼品としては1種類のみ出していたお店は今年から22品目と大幅に増やした。これまで市民が他の自治体に寄付する金額が市に寄付する金額を上回っていた横須賀市だが、専門部署を作った今年度は前年と比べて寄付額が3倍以上増えた。
新潟県十日町市では返礼品の中で一番人気は魚沼産コシヒカリだが、記録的な猛暑で水不足となった十日町市では、主に見た目が基準となる米の等級で最も上の一等米の比率が大きく減少し、市は訳ありのお米の返礼品を始めた。通常のお米は例年1万2000円の寄付額で貰えるのに対し、等級が落ちた米を混ぜた訳あり品は8000円で貰うことが出来る。鈴木規宰氏は「等級によって味に変わりはない。」などと話した。