小売りや飲食ホテルなどのサービス業の労働組合「UAゼンセン」は今年1月から3月にかけて、およそ3万3000人のサービス業で働く組合員を対象に、カスハラの経験を調査した。その結果2年以内にカスハラの被害に遭ったと回答した人は46.8%に上った。カスハラをした顧客は7割以上が男性で、推定の年齢は50代以上が多い傾向だった。具体的な事例として冬の屋外で2時間以上、謝罪をさせられたという回答もあった。UAゼンセンは従業員が安心して働けるよう企業にカスハラの被害を防ぐための対策を法的に義務づけるべきとしている。