東京・千代田区のかんだ屋 神田本店は去年10月、原材料の高騰で無限替え玉サービスを廃止した。このうどんのコシと白さを生み出すのに必要なのがオーストラリア産の小麦粉。農林水産省によると現在日本で使われている小麦の8割以上が輸入小麦で、中でもオーストラリア産はたんぱく質の含有量がもちもち食感を出すのに適しているため国内のうどんの約半数に使用されている。先週オーストラリア政府は新年度の小麦の生産量が前年度比26%減となる予測を発表した。少雨で収穫が低調だと予測していたところに中東情勢が直撃し燃料・肥料の調達が難しくなっているという。香川県の池田豊人知事は、うどんの製麺においての影響が出ないように今後とも緊張感をもって進めてまいりたいと述べた。オーストラリア産小麦の入荷は現時点では問題ないとしつつも、今後の見通しに懸念を示した。スーパーでも減産の影響が出ないか心配の声が聞かれた。はつかり麺ではオーストラリア産のほかアメリカ産や国産の小麦粉を使って1日に18万食のうどんを製造している。安さが売りの袋麺だが今月20日からは小麦粉の仕入値が値上がりし、年明けはさらに上がるという。横山和明本部長は、価格転嫁しないと吸収できないと語る。
