世界地図についての動き。メルカトル図法は緯度と経度が直角に交わっているのが特徴。今後は国の面積の比率をより正確に表すイコールアース図法などに変わっていくかもしれない。地図などを手がける東京都内の出版社では世界地図をイコールアース図法に置き換える作業を急ピッチで進めている。来月約7000部を出版する予定。海外に拠点を置く企業からも作成依頼があったという。先月の国連総会でアフリカなど70か国以上が共同でイコールアース図法などの世界地図の普及・使用を推奨する決議案を提出し、日本を含めた164か国の賛成多数で採択された。メルカトル図法ではグリーンランドとアフリカ大陸がほぼ同じ大きさだが、実際には10倍以上の開きがある。アフリカ諸国は地図上で大きく描かれれば人々の認知の上でその国の存在は大きくなり、実際より小さく描かれれば実態よりも過小評価されて扱われると主張。立正大学・井田仁康特任教授は「より正確な面積の比率でアフリカの大きさが示されれば、その存在意義もこれまで以上に高まるのではないか。アフリカなどに進出する企業の間ではイコールアース図法を採用する動きが増える可能性もある」と話していた。イコールアース図法は面積の比率は正しいものの、形がゆがむ国がある。出版社の担当者によると、世界地図の図法は少なくとも100以上あり、完璧な地図はないという。
