緊急の会議を開いた千葉県タクシー協会。各社の幹部が集まった。先月13日に千葉県佐倉市で水没しタクシーの後部座席に乗っていた女性が亡くなった。きのうまでに加盟社の車両220台の浸水が確認され、少なくとも116台は走行中に被害があった。災害時に公共交通機関の責任と、乗客や乗務員の安全確保をどう両立するか。事業者からは葛藤の声も上がっている。成田市にあるタクシー会社は今回の豪雨で5台が浸水した。当時近くにある成田空港では最大7000人が滞留し、成田空港側から要請があったために多くの車両を向かわせたが、安全な場所で乗客を降ろさざるを得ないケースも。会社にはこれまで災害時の運行に明確なルールを見直し、気象庁の発表等をふまえた運行中止基準も検討するという。また大雨のときほどタクシーの需要が増すため乗務員の給与にも影響しているため、運行中止の判断は簡単ではない。きのうの会議では当時の運行状況や乗務員の指示の検証、来月にも運行管理向けの安全講習を行うことを申し合わせた。警戒レベルに応じた運行中止を基準を設けることも視野に行政と議論する。
