9月に入っても続くと言われている猛暑。暑さはコメの生育に様々な影響をもたらす。千葉県のコメ農家・多田さんは「収穫量は平年並み。ただふるい下がちょっと多い感じ」、「昼も夜も暑くて植物も眠れない状態なんじゃないかと思う」と述べた。ふるい下米とは収穫後の選別過程で網目から落ちてしまう小さなコメで、専門の業者が買い取りみそやせんべいといった加工品などに利用される。主食用のコメの収穫量が減少するとコメ価格はさらに高騰する可能性がある。石破政権はコメ価格を安定させるため増産政策を推進しているが多田さんは「果たしてどこの国が買ってくれるのか。余ったから売ろうとしても売れるものではないと思う」などと指摘した。
