広島県府中市協和地区の特産品「阿字和紙」は、明治末期から昭和にかけて最盛期を向けたものの、西洋紙の普及で衰退。1968年には最期の生産者が廃業したことで歴史が断絶。地元住民らが作る「協和元気センター」の尽力で、これが復活。携わるのは40～80代の50人。地区で栽培できるコウゾを煮るなどして作られる。G7広島サミットでは贈り物を包む包装紙に採用。センターは国の奨励賞を受賞。府中市では初。市では、市制70周年記念の表彰状にも採用。