山梨県・南アルプス市ではオリーブが収穫を迎えている。山梨は雨量が少なく、日照量が多いことからオリーブの栽培に適しているという。一方で冬の寒さが厳しいため木が枯れてしまうこともあるという。今回取材した「南アルプスのオリーブ畑 ながら」ではオリーブオイルを作る際は収穫時に熟度の違う実の割合を意識していて、この割合でオリーブオイルの味や香りが大きく変わるという。油は鮮度を保つために収穫した直後に絞るようにしていて、絞った油は2日間寝かせて不純物を沈殿させてから上澄みをろ過して完成だという。畑では実を食べる品種のマンザニロも栽培していて、乾燥させて塩漬けした「ドライオリーブ」を販売している。市内の古民家カフェ「月晴れる」ではオリーブの葉から作ったお茶を販売していて、ほうじ茶加工のお茶は焼き栗のような香ばしさなどを感じる事ができる。おすすめはドライオリーブ
を使用したおにぎりやドライオリーブと長芋のあんかけ豆腐ステーキなどと一緒に食べることで、オリーブを堪能できる。