真珠湾攻撃から今日で82年。真珠湾攻撃に参加した海軍将校の日誌を取材した。この日誌は長崎県南島原市で保管されていたもので、記録していたのは昨年亡くなった原口静彦さん。日誌には軍人として真珠湾攻撃に参加した気持ちの高揚も記され、日誌には「奇襲成功セリ」の文字も見られた。しかしその反面で日誌の中には、星を飛行機に見間違える、偵察機を拝むなどのギリギリの状況も見られる。日本海軍について研究する沖田さんは「当時空母同士の戦いは日米ともに経験がなく五里霧中の状態で戦っていた」と解説。生前原口さんは「戦争は美しいもの、勇ましいもの」と思われるのが一番困る」と語り、戦争の恐ろしさなどを語ってくれた。原口さんの日誌は後世の人間が戦争の一端を理解するために重要な資料となっている。