国民健康保険料 上限2万円引き上げへ。自営業者や非正規労働者などが加入する国民健康保険について厚生労働省は、高齢化の進展で保険財政が悪化していることから毎年度保険料を見直している。こうした中厚生労働省は来年度の見直し案をまとめ、所得などに応じて支払う保険料の年間の上限額を2万円引き上げて89万円とする方針を固めた。引き上げられれば3年連続。上限額を支払うことになるのは単身世帯では年収約1160万円以上、加入者全体の1.52%の見通し。一方、介護保険料は17万円で据え置きの見通し。この結果、保険料全体の年間上限額は106万円となる。厚生労働省はあす開かれる社会保障審議会の医療保険部会に見直し案を示すことにしている。