日本時間の午後2時時点の各地の代表的な株価指数は先週末の終値と比べて台湾でおよそ8%、韓国でおよそ7.6%、大幅な値下がりとなっている。またオーストラリアのシドニーでおよそ3.4%、シンガポールでおよそ3.2%の値下がりとなった。各地で株価が下落したのは先週2日に発表された米国の雇用統計の結果が市場の予想より悪かったことから、投資家の間で米国の景気減速への懸念が一段と強まったことがある。市場関係者は「中国の不動産不況が長期化する中で米国経済についても先行きへの警戒感が急速に強まったことから、投資家の間ではアジア各国の経済への影響を懸念する声が出ている。韓国や台湾では株式市場をけん引してきた半導体関連の銘柄などを中心に売り注文が大きく膨らんでいる」と話している。