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「名古屋トラックステーション」 のテレビ露出情報

2004年放送のNHKスペシャル「トラック・列島3万キロ~時間を追う男たち~」を放送。物流が大きく変化している中で「追っかけ」というドライバーがどのような日々を過ごしているのか、東神トラックステーションを訪れてドライバーに話を聞いた。ドライバーからは「家に帰れない」「睡眠時間が少ない」「手取りが少ない」などの話を聞いた。その中の一人のベテラントラックドライバーに同乗させてもらうことになった。
同乗させてもらったトラックには輸送効率化のために本社のコンピューターに繋いで管理する機能がついている。トラック業界は規制が緩和されて競争が激化している。今回同乗したドライバーの芦塚保廣さんの仕事の多くは「追っかけ」という超特急便だという。この日の追っかけは長崎から大阪までの800km。そこでトラックでの輸送の様子が伝えられた。輸送は時間に間に合うことができ、次の輸送まで座席の後ろの簡易ベッドで寝た。
芦塚保廣さんの会社である田中運送は中小零細企業の一つだという。運賃が下がっている原因は荷主企業の運賃削減や運送企業同士によるダンピングだという。田中運送は安全輸送という戦略を掲げており、トラックにGPSとリミッターを設置している。そうした中でドライバーの指方淳二さんは事故を起こしてしまいトラックに傷をつけてしまった。指方淳二さんは「一回の失敗で会社に迷惑をかけてしまう」と思いを語った。また芦塚保廣さんは「事故だけは一番注意している」と語った。
延着が発生した。宅配便の荷物を積んだトラックが時間に遅れて賠償金の請求がきた。延着したドライバーは会社で一番のベテランだったが、荷物を間に合わせるために90kmの時速を超えて走行してしまったという。仕事をしている芦塚保廣さんの元に娘から結婚したいという連絡がきた。
田中運送では2年前に延着してとりひきていしになっていた仕事を荷主が再開してくれることになった。条件は良いが絶対に延着できないとう制限があり、その仕事が芦塚保廣さんに任されることになった。そこで1時間の余裕しか無い輸送の様子が伝えられた。時間にはなんとか間に合うことができたが、東京で道の選択を間違っていたら遅れていたという。その後、芦塚保廣さんは娘と会う時間を作ることができ、娘の結婚相手と会うことができた。
田中運送では昨年の決算報告が出た。数千万円の赤字で業績も悪化している。そうした中で芦塚保廣さんはもう一度子どもたちと旅行に行くのが夢だという。そして番組は3ヶ月に渡る取材を終えたという。
スタジオでは今回の放送について話題になった。的場浩司は「ドライバーが肉体的にも精神的にも削りながら我々の必要なものを運んでくださるのが、嬉しいけど辛かった」と感想を語った。また番組に出ていた指方淳二さんは現在もドライバーをやっており、現在はしっかりと睡眠を取れるようになっており、労働環境は状況は改善しているという。
2024年。番組で取材した運送会社は現在ドライバー不足にともない51台だったトラックは22台に減少したという。ただドライバーたちは物流を支える誇りを胸に走り続けているという。そして芦塚保廣さんは定年後はスクールバスの運転手になっているという。
住所: 愛知県名古屋市

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