コロナ5類移行後初めてのゴールデンウィーク。各地に多くの観光客が訪れた。そんなにぎわいを見せる観光地では、円安などの影響もあり外国人観光客の増加が目立つ。いま日本では空前のインバウンドブームが巻き起こっている。3月の訪日外客数は約308万人(日本政府観光局)で過去最多を更新。中には「個人的に好きなのはファミリーマートかセブンイレブンの玉子サンドイッチ」と話す外国人観光客まで。一方、観光客が増えすぎたことで地元住民の生活や自然環境に悪影響を及ぼすオーバーツーリズムが社会問題になっている。観光は日本が世界に誇る武器となる反面、専門家は受け入れる側の日本人の意識には今でも課題があると話す。文化や言語の違いなどから来る外国人観光客に対しての心の壁を打ち破らないといずれ日本の観光業は低迷すると指摘する。こうした中、外国人観光客と密に接し独自の関係性を築く自治体があった。