齋藤さんは「助けて」と言っていないマンションにおせっかいで入って立て直すのが大事だと話した。条件をクリアすればローン金利引き下げや固定資産税額の減額などのメリットがある管理計画認定制度もある。「昭和にできた築50年近くの団地 建て替えするか10年近くもめている」といった声を紹介した。久保さんは日本の中で建て替えが成功している事例は全部で300件ほどしかなくいずれも一等地や条件の良い場所に建っていると指摘した。国は今区分所有法の改正を進めており今年度中にまとめたいとしている。マンションの建て替えや修繕などの決議をしやすくする案で、建て替えの決議に必要な同意の割合を現在の4/5から3/4に引き下げ、また集会出席者だけで決めることができるようにするなど。齋藤さんは建て替えだけが方法ではなく解体して売却するなどマンションの終活を考えていくことが重要になってきたと話した。