厚生労働省が去年7月に行った調査によると、生活が苦しいと答えた世帯の割合がおよそ6割にのぼり、前の年から増加していることがわかった。特に高齢者世帯と子どもがいる世帯では、前の年から10ポイント以上増加。一方、子どもがいる世帯は全世帯の18.1%と少子化の影響を受け、1986年の調査開始以来、最も低い割合になった。65歳以上の高齢者がいる世帯は全世帯の49.5%。また一人暮らし世帯は全世帯の34.0%で過去、最も多くなった。割合が増加した背景について厚労省は、未婚率が高まっている他、高齢の夫婦で1人が亡くなったことで一人暮らしになる例も増えていると説明している。