春闘での賃上げ率は2024年に5.33%に。これは1991年以来の高い上昇率。生産年齢人口はこの30年ほどで1300万人減少したが、主に女性や高齢者などで就業者数は増加。供給が増えたことで低賃金労働などが続けられてきたが、今後は供給増が見込めない。将来的には、企業はこれまでよりも高い賃金を支払わなければ人を雇えなくなると考えられる。労働力が希少になるため、経営者はいかに付加価値生産性の高い仕事を創出するかが課題に。現状では仕事の価値の高さは市場の評価に委ねられているが、これを見直そうという機運が高まっているとの分析。