乗客106人が亡くなったJR福知山線の脱線衝突事故から19年が経ち、尼崎市の事故現場では追悼慰霊式が行われた。事故が起きた午前9時18分の少し前に電車がゆっくりと通り過ぎ多くの人が手を合わせた。19年前の今日、JR福知山線の電車が脱線しマンションに激突。乗客106人と運転士が死亡し、562人が重軽傷を負った。妻の節香さんを失った西野道晴さんは「忘れることはない」などと話し、2両目で負傷した土田佐美さんは「安全を掲げているだけでは何も進まない」などと話した。追悼慰霊式ではJR西日本・長谷川一明社長が「社員一人一人が鉄道の安全を追求していく」と誓いを述べた。19年が経ち、JR西日本では事故後に入社した社員が3分の2を超えたという。