初の時給1000円超。しかし経営者からは不安の声が上がる。28日中央最低賃金審議会で今年度の最低賃金が全国平均時給1002円を目安に取りまとめた。現在の最低賃金の全国平均は時給961円で41円増額だ。しかし労働者側は「物価上昇が続く中最低賃金で働く労働者の暮らしを守るという観点では十分とはいいきれない」という。最低賃金は今後各都道府県が決め、10月ごろから適応される。東京都は1072円から1113円になる。不安を抱えるのは中小企業だ。スーパー「アキダイ」ではアルバイトらが120人いるが多くが時給1100円だ。社長は物流コストなどが上がっているとコストダウンを余儀なくされていると厳しい状況を話す。