宮崎県は新たな観光需要の換気策として独自に県内旅行の割引を行うキャンペーンをきょうからスタートさせた。全国旅行支援終了後も県内の観光需要を下支えするのが狙い。「夏得！GOGOみやざきキャンペーン」はお盆期間を除き9月30日までの期間中に県内旅行をする場合、旅行代金が1人1泊あたり最大4000円分割り引かれる。旅行中に県内に飲食店や土産物店などで使えるクーポン券が休日に1000円分、平日に2000円分が発行される。割引を受けるには予約サイトや県内旅行会社を通じて予約の必要があり、宿泊施設での直接予約は受け付けていないという。国による「全国旅行支援」が今月21日にバスの貸し切りツアーを除き終了している。県は観光需要を下支えするため、約5億9000万円の予算を投じてのべ11万人の利用を見込んでいる。県観光推進課は「キャンペーンを通じて旅行に来てもらうことで消費拡大のきっかけとして、県内の経済全体の盛り上げにつなげていきたい」としている。