バスの運転手が不足する中で、大型二種免許はこれまで21歳以上かつ普通免許を保有して3年という条件が教習を受けることで19歳以上で普通免許を保有して1年以上でも取得が可能となった。規制緩和の背景には人材不足があり、令和2年には114，130人存在していた運転手が令和4年には97，320人まで減少してしまっている。その中で北海道・札幌市のじょうてつバスでは10代のバス運転手も誕生している。藤盛勇斗さんは小学生時代にお金を忘れてバスに乗ってしまった時に優しく心配しないように話しかけてくれたことで、優しさのあるバス運転手になりたいと志すようになったのだという。バスは車体が大きく乗客を乗せることから課題の多い乗り物となっていることから慎重な運転を心がけているという。指導員無しでの初走行の際には藤盛さんは丁寧に点検を行うと雨の中を進んでいく。約4時間の走行を終えて会社に戻ると会社の先輩も丁寧な運転のためのアドバイスを贈る様子が見られた。藤盛さんは「早く一人前の運転手になれるよう精いっぱい努力していきたい」と話す姿を見せている。