事故から14年の福島第一原発。去年核燃料デブリの取り出しに成功したが廃炉への道筋はいまだ見えぬまま。原発が立地する大熊町、双葉町を取材すると町の様子が大きく変わっていた。東京から三時間半、帰還困難区域だった大熊町の中心部。今週末、グランドオープンする産業交流施設・CREVAおおくま。貸しオフィスや交流スペース、飲食店など町の新たなシンボルになると期待されている。福島第一原発に水素爆発の危機が迫る中、町民全員が避難を余儀なくされた町。あれから14年。町の復興はどこまで進んでいるのか、シェアサイクルで回った。大川原地区では災害公営住宅と再生賃貸住宅がほぼ満室。大部分が帰還困難区域だった大熊町。復興を進めるため中心部を特定復興再生拠点として除染やインフラ整備を行い3年前に避難指示を解除。避難先から帰還した住民は3%。その2倍もの人が町に移住。かつての小学校を利用したシェアオフィス「大熊インキュベーションセンター」。ドローンやAIなど約160の企業や団体が利用。
事故から14年の福島第一原発。おととし新校舎が完成した大熊町立学び舎ゆめの森。町にあった小中学校を集約しこども園も併設。半数以上が移住してきた子どもたち。特色ある教育、町の充実した支援もあって入学者は年々増加。中心部から離れ帰還困難区域との境界に近づくと変わらない現実が目に入ってくる。県外処分まで残り20年の中間貯蔵施設。廃炉完了まで残り26年の福島第一原発。14年後の町に見える未来と過去のコントラスト。それは双葉町でより色濃くなっていた。
事故から14年の福島第一原発。おととし新校舎が完成した大熊町立学び舎ゆめの森。町にあった小中学校を集約しこども園も併設。半数以上が移住してきた子どもたち。特色ある教育、町の充実した支援もあって入学者は年々増加。中心部から離れ帰還困難区域との境界に近づくと変わらない現実が目に入ってくる。県外処分まで残り20年の中間貯蔵施設。廃炉完了まで残り26年の福島第一原発。14年後の町に見える未来と過去のコントラスト。それは双葉町でより色濃くなっていた。
住所: 福島県双葉郡大熊町下野上清水230