チコちゃんが「なんでゴルフボールにはくぼみがいっぱいついているの？」と聞いた。正解はより上により前に飛びやすくするため。男子プロゴルファーの平均飛距離は270m以上。WBCで大谷選手が打った特大ホームランですら約136mなのでゴルフボールがいかに遠くに飛んでいるかがわかります。ゴルフが広まったのは1400年代で最初は木のボールで表面はツルツルで飛距離は約91mだった。その後、皮のフェザーリーボール、ゴムのガッティが誕生した。このとき新しいボールより傷のついたボールのほうが遠くに飛ぶと分かり予め表面に網目やボツボツをつけたものが生まれた。1905年、イギリスのウィリアム・テーラーによって傷がついたボールが飛ぶ理由が解明され現在と同じくぼみのあるボールが誕生。現在記録に残っている最長飛距離はマイク・ドビン選手の504m。ボールの表面にくぼみがあると空気が引っかかりやすくなり上と下の空気の速度差が大きくなり気圧差も生まれるためボールを上に押し上げる揚力が生まれる。さらにくぼみの部分で乱気流が生まれボールを後ろに引っ張る力を減らす。くぼみにより揚力が増えより上へ、抗力が減りより前へ。くぼみのあるボールとないボールで検証するとくぼみがあると約215m、くぼみなしは約135mでくぼみがあると倍近く飛ぶことが分かった。吉岡里帆さんは昔ゴルフ用品の販売のアルバイトをしたと話した。